シデです。
先進国株クラスにはアクティブファンドしかないという超問題アリアリの商品ラインアップにどうしても納得できないので、会社の担当者にまた文句をいいました。
でも、ちょっとやり方を変えてみたら、その成果は予想以上に良い方向に。
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マッチング拠出制度導入に伴う制度説明会で、運用管理機関である東京海上の人間と話す機会が得られ、色々要望を出しました。

しかし、どうせ右から左に流れていって何の改善ももたらさないでしょう。
また、最終的にラインアップを決定するのは会社の担当であり、そいつの長期投資に対する知識レベルが上がらない限り、アクションを起こす可能性は低いこと、そして担当者のレベルが上がる可能性もなさそうなことが理解できました。
これまで担当者に対し、担当者を担うくらいなんだから
・それなりの知識レベルを有し、
・かつ組織のルールを厳守しつつも、可能な限り社員全員の利益を追求した活動を日々継続している
・立派な人物像
を思い描いておりましたが、現実とは大きなギャップがありました。
部門間担当枠のローテーションのせいなのか知りませんが、最近たまたま担当に就任し、よく理解せずとも権限だけは持っている、という最悪のパターンというのが実情です。
そして、今までと同じままなんだから何の問題もない“はず”という強力な思い込みのもと、何もしない思考停止野郎です。
これまでは、
押せ押せ
攻めろ攻めろ
何とかしろ、アホぼけかすカボチャ
の精神で要望を押し付ける戦法でしたが、そもそも担当者に対処しようという意思が全くない場合、効果は見込めません。
ある意味無敵です。
賢い僕は、攻め方を変えることにしました。
こいつを攻略するには、敵とみなして叩くのではなく、こちらから仲間に加わり問題解決に協力する、という超強力なお節介精神を発揮する必要があるのではないか。
・押してダメなら相手側に飛び込んでみよう。
・何が問題なのか整理しよう。
・一緒に考えよう。
・君は一人じゃないよ。
このような精神で担当者に接することにしたのです。
聖者のようでしょうか。
いいえ、自分が損し続けるのに耐えられないだけです。
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まずは、この前の説明会で東京海上の人間にノラリクラリとかわされたものを含む質問を投げかけ、担当者の個人的見解、思い込みではなく、会社から東京海上への質問とその回答という形できちんとした回答を貰うことにしました。
その結果が以下のとおりです。
質問1
信託報酬の引き下げ交渉をしてください。
回答: 東京海上は運用管理機関であり、個別ファンドに対する信託報酬設定に関わる立場にない。交渉不可能である。
質問2
先進国株式クラスにアクティブファンドしかなく、インデックスファンドがないのはなぜですか。
回答: 初期に東京海上より紹介されたラインアップから商品を選択している。その中になかったために現状もインデックスファンドがない。ないものは選びようがなかった。
質問3
ラインアップの変更要求を出しているが、明確な理由の提示なく、不可能であるという回答だけいただいています。
なぜ不可能なのですか?
従業員ではなく会社として支払う手数料に影響があるからですか?
例えば、
・ラインアップをこれ以上増やすと手数料が上がるのか。
・東京海上の提示する初期ラインアップから逸脱するごとに手数料が上がるのか。
回答: 商品数に依存せず会社の支払う手数料は一定である。ラインアップは東京海上の提示してくるものの中から選択している。ないものは選べない。
なるほどね。
質問1については、ラインアップに自社名を冠する商品があるにも関わらず知らん、と。運用元が勝手に信託報酬を決めているだけだ、との東京海上の見解。
質問2からは、先進国株式クラスについてはアクティブファンドしか提案されなかった事実が浮かび上がりました。
質問3からは、てっきり会社の手数料最適化の観点から、私のような社員の少数派意見を跳ね除けているのかと思いきや、そんなことはないという(僕にとっては驚きの)事実も判明しました。
担当者に更に深く突っ込みました。
東京海上の企業型確定拠出年金を採用している他社のラインアップの例として、以下を提示したのです。
==引用はじめっ=======================
==引用終わりッ=======================
少なくとも先進国株式クラスのインデックスファンドは、ラインアップの一つとして提案することは可能だと理解してもらうためです。
これを基に、
なぜ初期ラインアップにこのインデックスファンドを入れてこなかったのか聞け、
そして追加可能なら追加しろ、
と優しくお願いしました。
その後、東京海上からは目を疑う内容の回答がありました。
回答: あー、その先進国株式クラスのインデックスファンド
東京海上セレクション・外国株式インデックス
は確かにうちから提案することもあるよ。
うーん、当時の履歴は残ってないからよくわからないけれど、あんたのところの担当と最初に打ち合わせた時に、それだけ外したんじゃないの?
知らないけど。
なんだよ、今更追加するのかよ。
別にできるけどさ。
何という事でしょう。
自ら、“顧客との取引履歴管理ができないどうしようもない会社である”と認めているような発言と共に、
・これまで社員が被ってきたインデックスファンドを選択できないことによる投資機会損失や、
・選択肢をわざと狭めるがごとくアクティブファンドのみを提案し、何も知らない社員からの投資により、少なくない信託報酬による暴利を貪ってきたこと
に対し、謝罪や感謝の気持ちなどは全くなかったのです。
もう彼らを信じることはできません。
大きな黒い頭のネズミの一匹にしか感じられなくなりました。
さて、担当者のファインプレイ(という名の僕の巧妙な操り人形操作)により、これまで隠されていた先進国株クラスのインデックスファンドがついに陽の目を見たのです。
ついこの間まで、あうあうあーと言いながらよだれを垂らしていた担当者の姿からは想像できません。
よくやった担当者!!
忌々しい東京海上~~、という名前を冠していますが、信託報酬は同クラスの中でも比較的安い0.22 %/年。
これであればラインアップに加えるのも悪くないです。
この事実に対し、その真の価値を理解できる社員は多くいないでしょうが、数少ない同志の笑顔を想像するだけで、僕もほくそ笑んでしまいます。
やったぜ。
やったった!!
ママン!
やったよ!
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