セルリアンです。
金融庁で積立NISAの説明会があるとのことで、インデックス投資ブロガーの虫取り小僧さんより、参加募集があったので、思い切って参加してきました。
虫取り小僧さん、ありがどうございます。
資料を見返しながらざっくりまとめてみました。
積立NISAの背景
経済の持続的成長に資する良い資金の流れ
・日本の家計金融資産の52%が現預金
・アメリカ・イギリスに比べて、日本は株式・投信等の割合が低く、家計金融資産の伸び率が低い水準
・これは、株式・投信等の運用による差
有価証券・定期預金等による資産形成をしていない世帯
・3世帯に1世帯は資産形成していない
・収入階層別に見ると、収入が下がれば下がるほど有価証券・定期預金等ゼロの世帯が増える
現行NISAの現状
・着実に普及しているものの、積立による利用は総合口座数の1割以下
・NISA口座全体の50%以上が非稼働
・少額からの積立投資が浸透していない
家計の資産形成の促進に向けた取り組み
・金融事業者による定着に向けた取り組みを推進
・投資初心者の家計向けの実践的な投資教材を作成し、活用を促進
・積立NISAは平成30年1月から開始
・投資対象商品は長期・積立・分散投資ができる投信信託に限定
実践的な投資教育
・国民が安定的な資産形成を行うためには、長期の積立・分散投資が有効
・世界に分散、投資時期の分散、長期で保有することの有用性を認識してもらうことが重要
積立NISAの概要
ハンチングたくまさんが詳しく説明されています。
質問に対する回答や意見など
・積立NISAについてネット証券は良い反応を示している
・株式投資をして欲しいから積立NISAを作った
・積立NISAが普及してきたら、年間投資上限を見直すかも
・引き落としできる金融機関が増えて欲しい
・某外国の金融機関にも接触中
・月の積立金額は決まっていない
・取扱い商品は金融機関によって異なる
・現行NISAと積立NISAを行ったり来たりできる
私の感想
金融庁からの説明ということで楽しみであったものの、難しい単語ばかり話して眠くなるかもしれないという想像をしていました。
しかし、説明はとてもわかりやすく、色んな質問に対して全て答えていました。
上から目線でもないし、個人投資家目線で対応をしてくれました。
私は投資を始めて期間は短く詳しいこともわかりません。
条件に当てはまるインデックス投資信託が50本位、アクティブ投資信託が5本位でかなり絞られているなあと思う位です。
信託報酬がどれだけかかるのかお知らせする制度は面白いです。
一番気になるところは、一般家庭に向けてどうやって投資教育をしていくか。
説明ではパンフレットの説明、全国に行って説明をしていくと言っていました。
積立NISAは投資未経験に向けた制度です。
それなら、CMを流す、政治評論家ではない主婦雑誌の家計診断に登場するような親しみやすいFPを広告塔に広げていった方が良いと思います。
パンフレットも小中学生でもわかる説明にしていかないと心に響きません。
ネット証券よりも身近な銀行や郵便局で、取扱商品が許容信託報酬ギリギリのものばかり選定されることも避ける努力が必要です。
地銀への説明も大変そうだなあと思いましたが、金融庁からの説明なら納得するのかもしれませんね。
金融庁という非正規雇用の私なんかが入る事のできない場所に行くことができました。
そこでは職員さんが影で色んな努力をしていることが良くわかりました。
これからも積立NISAが普及していくことを応援していきます!
積立NISAの説明会に参加された方のブログはこちら
・金融庁の個人向け説明会に参加 積立NISAは株式投資普及の第一歩!
・よくわかる積立NISA 積立NISA説明会at金融庁 参加レポート(1) 制度説明編
・よくわかる積立NISA 積立NISA説明会at金融庁 参加レポート(2)質疑応答編
・金融庁による積立NISAの説明会に行ってワイン妖怪が長官室に出没しそうになったのを無事退治した話
・積立NISA創設に込められた国家の意志―金融庁の積立NISA説明会に参加しての所感
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