女子高生のめっちゃ芸術的なふくらはぎを三度見した後、四度見するために道を引き返そうか迷った話

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体験談
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シデです。


日本の女子高生は季節を問わずスカートの丈を己の限界まで短くし、脚の可視範囲を広げることでその存在を世界に最大限にアピールしています。

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日々の通勤の度に見かける彼女らに対して、僕はこう思うのです。
冬の寒い日は特にそうですが、なぜこんなにも脚を露出して外気接触表面積を増加させ、外気との熱交換を促進し体温低下を招くようなことをするのか、その謎は一向に解き明かせない一方で、唯一ヒト自らが防御機能や体温維持のために備えている体毛をわざわざ除去する工程にかける時間が脚の露出面積に比例して増加することに思いを馳せると、彼女らの努力に敬意を払わずにはいられず、翻って自分の脚は安定してすね毛でモジャモジャであり、その対比から余計にその見た目に少しの背徳感を覚えつつも、蚊が脚に止まるとすね毛センサーによりすぐ検知できるのであまり脚に虫さされができることがなく本当に良かった、と。

そんな無限の可能性を秘めている脚ですが、最近、ちょっとやそっとでは出会うことのない極上の脚を観測する僥倖に恵まれましたので、忘れる前にここに記録しておきます。
一言で脚といっても色々な部位があり、今回の至福体験はその中でも「ふくらはぎ」にフォーカスしたものでした。
それは目の前に突然に現れ、僕の集中力のほとんどを一瞬で奪いさると同時に僕の視線をくぎ付けにし、一度なんとか視線を振り切るも、すかさず二度目の凝視、そこからなんとか理性を奮い起こし異なる方向に顔をそらす努力を試みたはずなのに、懲りずに確認のために三度目の凝視を達成、そして歩行速度の差から生じた追い越し際に、努めて平静を装うも名残惜しさからその歩みを緩めて歩行速度を揃えるかどうか逡巡し、ダメ押しの、後生だからもう一度だけと四度見をするかどうか散々迷った末に、四度見はなんとか我慢したのです。

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ただのふくらはぎに何故そんなに執着するのかと思うかもしれません。
でもあれほどのふくらはぎにお目見えすることはそうそうないと思います。
よく女性の理想とされるような、細いとか、筋肉質ではないとか、スラっとしたとか、そんなちゃちなもんではなく、しっかりと隆起が判別できるほどに筋肉が発達しているものの、それは単にムキムキと呼ぶほどに過度ではなく、ふくらはぎから足首、そしてアキレス腱まで滑らかにつながるラインは女性らしさを感じさせるには十分なほどに細く美しくありました。
健康的な肌色と相まって、歩くたびに左右バランスよく陰影を変化させるふくらはぎは、僕にとっての理想であるいわゆる「グンバツの脚」の条件にドンピシャに当てはまり、見れば見るほど理想との乖離の少なさに驚かされ、ただただ観察することに夢中になっていました。

ちょっとふくらはぎの筋肉の幅が広すぎるとか、狭すぎるとか、縦に長すぎるとか、短すぎるとか、厚みが薄いとか、分厚いとかだと、また違う感想を持ち、いや、感想もなく、気にも留めなかったのかもしれません。

 

ゲームのクリア特典でキャラクターの3Dモデルを好きな角度からで拡大、縮小して、お気に入りのセリフを吐かせて鑑賞するように、あのふくらはぎを3Dスキャンしてデータとして3Dモデル化、なんならフィギア化していろんな角度から眺めたいという気持ちにもなりました。

それは脚に興奮するとか「あらあら、いいですねぇ」といった単純なものではなく、芸術品に心を打たれた時のように感動して胸がいっぱいになり、その制作過程や作者の熱意を想像すると、なんだか背中がゾワゾワして、よくここまで仕上げたな、やっば・・・、と自分とのレベルの違いを痛感するような感覚に近いです。

 

あのわずか数秒という短い時間の中で、自分が考え、悩み、四度見をしなかった不甲斐なさに対する怒り、悲しみ、後悔といった様々な感情が沸き起こったことに、はっと気付きくと、「そうか、僕は今日も生きているんだ!」と思い出したように自分の生を強く認識させられました。

 

「いやぁ、あのふくらはぎメッチャ良かったー。ブログに書かなきゃ。」

と思って衝動的に書き出したものの何が言いたかったんだっけ。

あ、そうだ。

 

もちろん、あのふくらはぎは万人受けするものではないということも分かっています。

顔の好みのように、人それぞれ好みのふくらはぎがあるはずです。

今のありのままのふくらはぎを好む人は、きっと存在するはず。

だから「太い気がするからボトックス注射で筋萎縮しないと」とか、いきなりやっちまうのはちょっと勿体ない。

 

みんなちがって、みんないい

 

このように思いました。

また見たいです。

 




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