シデとセルリアンの節約ブログを運営している夫の方のシデです。
あなたは断食したことありますか?
僕は3日間だけ断食したことがあります。
断食と言っても、完全に何も飲み食いしないわけではありません。
水分摂取の制限はなく、1日3食の代わりに特製のホネホネ出汁スープを飲むというスタイルの断食でした。
断食のきっかけ
断食のきっかけは「食べても太らず、免疫力がつく食事法」という本に影響されたことです。
断食により消化器系を休ませ、スープでタンパク質のみを摂ることで、腸が超整って様々な健康効果が得られるというのが本の内容でした。
ここではその健康効果に触れるのではなく、断食中にどのような状態だったか、また断食後に食事を開始するとどのようなことが起こったかについて記述したいと思います。
一部にウンコについての記述がありますので、苦手な方は他の記事をご覧ください。
逆に得意で、タッパーに保存してパンに塗っていつも食べているというガチの方は、そういったハードな内容は含まれませんので、同じように他の記事をご覧ください。
例えばストレスから来る慢性精巣上体炎の治療体験談!鈍痛に耐えた1年半以上に及ぶ戦いの記録がおススメです。
断食前の食生活
当時はマクロ管理法により、炭水化物、タンパク質、脂質の基本栄養素が目標値に合致するように食べるものを選んでいました。
例えば、たんぱく質が足りなかったので多めになるように鶏肉や豚のヒレ肉を積極的に食べたり、炭水化物の量が多すぎたのでご飯の量を茶碗半分にしたりしていました。
炭水化物摂取による血糖値の上がりやすさの指標であるGI値というものも知っていましたので、炭水化物としては、白米ではなくGI値が低いとされる玄米やオートミールを積極的にとるようにしていました。
基本的に食事は自炊ですので、管理はしやすい環境でした。
マクロ管理法については、マクロ管理法による必要な栄養素量の計算と食事例を紹介!をご覧ください。
非常食のおすすめはオートミール!コスパはパックご飯より上!では、オートミールがいかに優れているか語っています。
断食中の食事
断食中の食事は上述したホネホネ出汁スープのみであり、本ではボーンブロス(Bone Broth)という名前で紹介されていました。
ボーンブロスとは動物の骨からとったスープであり、我が家では以下の4種類を準備して断食に臨みました。
・牛すじ
・豚のスペアリブ
・鶏ガラ
・最後には全部混ぜたやつ
作り方は、具材を圧力鍋で煮込んだだけであり、スープのみをいただき、具を食べる事はありません。
スープがなくなると水を足してもう一度圧力鍋で煮込むということを繰り返していました。



最終的にはスープの味が薄くなってきたので、全ての具材を鍋に集め、全部まとめて煮込んだスープとしていました。
スープにはタンパク質であるコラーゲンが溶け出しゼラチンへと変化し、それが腸の健康を促進するとうたわれていました。
大事なのは糖質をある期間、極力カットすることだそうです。
食事により血糖値が上昇した際にインスリンが出ますが、普段の食事で血糖値が上がりやすいものを多く食べていると、インスリンが効きづらくなり、上がったままの血糖値を下げようと更に過剰にインスリンが分泌され、血糖値がガクッと下がりやすい状態に陥ります。
これが常習化してしまうと、体がだるいとか食後に強烈に眠くなるとかの症状が出て、インスリン抵抗性の状態であると言われるそうです。
断食はこのインスリン抵抗性を改善するために行うのである、とまとめられていました。
スープだけの食事は非常に味気ないものでしたが、少しでも変化をつけようと以下の調味料を準備しました。
・黒コショウ
・クレイジーソルト
・マキシマム
・香り七味
・香り山椒
特に香り七味は鮮やかな香りが気分を変えるのにぴったりでしたので、普段使いもお勧めです。
ハウス「香り七味」「香り山椒」の紹介!削りたてのいい香りが七味の概念を変える!で紹介しています。
「アジヘン(味変)!」と叫びながらこれらの調味料をふりかけ、盛り上がる要素がない食事を盛り上げたりもしました。
誤って混入したわずかな肉の破片をありがたそうにスプーンですくい、噛み締めたのもいい思い出です。
断食中の体の変化
この断食により以下のような体の変化が現れました。
・食事はスープを飲むだけなので一瞬であり、噛むという行為がないからか満足感がない。スープを飲んでも空腹感はもちろん消えない。
・ウンコが出なくなった。
・血糖値を上げる炭水化物の摂取が出来ないためか、頭痛がした (嫁氏の話)
・いつもの食事の時間に空腹感があらわれるが、食べなくてもそのうちに収まる。
空腹というのは辛いものですが、我慢していると消えてなくなるのが面白いです。
腹が減るのは気のせいともいえるかもしれません。
一番意外だったのがウンコが出なくなったことです。
前日までは普通に食事していたので、前の日に食べたものは腸の中に入ったままのはずですが、これが3日たっても出てきませんでした。
結構焦りました。
断食後の食事
3日間の断食後にいきなり普通の食事に戻すのではなく、断食後の1食目はグリーンスムージーを摂取し消化の負担を避けよ、と本にはありました。
食事が出来ない中で、断食が終わったら食べるのだと買い込んでいた野菜たちを使ってスムージーを作り、3日ぶりの固形物を取ると、もうメッチャ美味しかったです。


前日からこのスムージーを楽しみにしており、何の野菜を使うか夫婦で議論したのを思い出します。
その後は、蒸し野菜、サラダ、少量のタンパク質を取り、徐々に通常の食事に戻していきました。
スープの出汁となった牛すじなどの具材たちは、何回も圧力鍋で煮込んだおかげかホロホロになっており、特に豚のスペアリブの骨とか鶏ガラの骨とかも十分に柔らかく、美味しく食べることが出来ました。
断食後の食事後のうんこ
3日間の断食中は完全にストップしていたウンコですが、4日目の朝にスムージーを摂取してその昼のことです。
久しぶりの便意を催し、トイレに駆け込みました。
腸内に長くとどまっていたでしょうから、脱水されまくって結構硬いかもなあと予想していたのですが、そのウンコは想像を絶するものでした。
以下に示す項目で、キャリアハイ(人生史上最高)を軽々と更新したのです。
・硬さ
・長さ
・太さ
・密度
・総質量
・連続息み時間
・最低流出速度
・色の黒さ
・流れにくさ
・達成感
当時の様子を最初から振り返ってみます。
まず開口部からウンコがその顔をのぞかせたタイミングでは、やや引っ掛かりはあったものの、いつも通りの初弾が通過する感覚でおりました。
しかし、奴はなかなかそこから先に進もうとせず、まるで外の世界に出るのが嫌だと言っているような様子でした。
かといって息んでみても素直に出るでもなく、開口部の収縮により千切れるでもなく、ただただその場に居座るのみでした。
これは長期戦もあり得るかと気持ちを切り替えるも、なかなか状況は変わりません。
奴は、いやここではお互いの健闘を称えあう戦友という扱いとしたいので、バレット(弾丸野郎)と呼ぶことにしましょう。
しばらくするとバレットは少しづつ外ににじり出てきましたが、その歩みは牛歩も真っ青なほど遅い流出速度であり、更にはその硬度、太さも相まって、開口部に適格かつ連続的なダメージを与え始めたのです。
こちらが踏ん張っても太さが変わるわけでもなく、ただただそのマイペースな歩みに強制的に歩幅を合わせるしかないという状況でした。
しばらく膠着状態が続く中で戦況を確認しようと開口部を確認すると、そこには常人には理解しがたい見たこともないような体格(太さ)のバレットがほくそ笑んでいたのでした。
あんな体格では、ちょっとやそっと息んでも千切れる訳がありません。
禁じ手である手による直接介入で焼き芋のようにへし折ることも脳裏をよぎりましたが、それは最後の手段だと、邪ま(よこしま)な考えは振り払いました。
この場にはバレットと僕の2人しか存在せず、誰にも邪魔されることはありません。
お互いが鍛えぬいてきた技と技が純粋にぶつかり合う聖域で共に死力を尽くす、まさに1対1のデスマッチの様相を呈していました。
その後は長期戦になるのは間違いないと覚悟を決め、ゆっくりとしたバレットの歩みにただただ身を委ねたのでした。
バレットは焦るでもなく急ぐでもなく、一定のペースで進み続けていましたが、僕にとっては変化が小さすぎて全く変化が感じられません。
むしろその圧倒的な体格の中でも特に常軌を逸した太さである中間部に到達したためか、より体格が良くなった分、拡張によるダメージがその戦闘のピークに到達し、その状態が永遠に維持される地獄に遭遇したかのようでした。
限界まで拡張された開口部に比例するように、悲痛なうめき声をあげそうにもなりましたが、ギリギリでこらえたのはこの劣勢の中で一つの評価点です。
息絶え絶えで戦況を確認すると、開口部から露出したバレットは自身の体格を活かして既に水上ステージ(洋式トイレの水ため)に到達していました。
その様子はまるで、誰もが息を飲むスレンダー美女が、その長い脚を優雅に伸ばして足湯を楽しむかのようでした。
開口部から水面にまで達する肢体は、見たものの目線を一瞬で釘付けにするほどであり、ウンコであるということを除けば文句のつけようがありません。
この奇跡ともいえる瞬間を邪魔するような無粋な真似は僕には出来ませんので、気を利かせてそっと目線を外したのはいうまでもないでしょう。
その後は、バレットの気が済むまで彼の猛攻を受け切ることに徹しました。
永遠かと思われるような張り裂けそうな痛みも、バレットの体の2/3が通過したときには徐々に和らいでいき、彼の通過速度も速くなっていきました。
最後には、序盤の歩みの鈍さが嘘かのように、それこそ「スルンッ」という音がしそうな感じで勢いよく水面に姿を消していきました。
最後のバレットの雄姿を拝む代わりに耳を澄ましてみたのですが、「I’ll be back」とは聞こえてこず、もう二度と会うことはないのだという若干の喪失感もありました。
あの屈強なバレットでさえも、最後には規格外の太さ、長さ、密度といった自らの体格が仇となり、総合的に過大な総質量に対する重力には勝てず、自重で陥落、絶命していったのです。
最後の断末魔などあるわけもなく、おそらくその顔(先端)には笑みさえも浮かべていたことでしょう、ウンコだけど。
とにかく立派な最後でした。
敵ながらあっぱれ。
彼こそ戦友と呼ぶにふさわしいです、ウンコだけど。
断食後の食事は一日8時間以内で2食のみ
バレットとの別れから数日後、僕には日常が戻りました。
ただし、ここからが本番で、断食により糖質過多な状態から脱却したので、この状態を維持するために、本では以下が推奨されていました。
・腸を適度に休ませるという目的で、食事を取らない時間を意図的に設ける。連続16時間が目安。
・それ以外の時間で、糖質が多くなりすぎないような食事をしよう。
これを満足するためには、8時間という限られた時間の中でのみ食事をすることになります。
僕の場合、昼の12時から8時間後の夜の20時までの間を食事時間としています。
すなわち、朝ごはんは食べることなく、昼と夜のみ食事をする2食生活ということになります。
それまでは朝ごはんを必ず食べていましたので、朝ごはんがない状態に慣れるまで結構違和感がありました。
最初は、お昼前の仕事をしている時間には当然のようにお腹が空きましたが、今では慣れっこです。
朝は朝食の代わりに、レモン果汁を溶かした水と、水に溶かしたプロテインで済ませるようになり、 朝食をとる時間の代わりに睡眠時間が少し長くなりました。
直近の健康診断はオールAを記録し、 体調に問題はありません。
詳しい説明は 「食べても太らず、免疫力がつく食事法」 を是非読んでみてください。
断食に伴うハードウンコの説明はありませんでしたが、体の仕組みの説明や健康になる方法など盛りだくさんで、いい本でした。
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視線が釘付けになる瞬間ってありますよね。
僕の場合は、ふくらはぎにやられました。
女子高生のめっちゃ芸術的なふくらはぎを三度見した後、四度見するために道を引き返そうか迷った話で熱く語っております。
これ以外にも、家計簿、家計管理、節約、投資、保険についても記事を書いております。
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