シデです。
家事をサービスとみなして時給換算したという記事を見たことがあります。
1000 円/h程度となかなかの時給になっており、主婦(主夫)の労働価値は侮れません。
真の時給とは
しかしながら、家事に対して夫婦、家族間で金を支払うことは通常ないでしょう。
なぜならその家事は、夫婦、家族のために行っているものであり、サービスを受けているのとは異なるからです。
家事をやっている方も、サービスしてあげている意識もないでしょう。
これに対し僕の考える真の時給は、以下のようになります。
真の時給 = 夫婦、家族の総収入(手取り) / (収入を伴う労働時間 + 自由時間)
別の記事で紹介したシデ、セルリアンの手取り時給は、それぞれの仕事における時給であり、夫婦にとっての時給とは考えていません。
また自由時間は、仕事や家事に追われないフリーな時間であり、その自由時間を有効利用すれば更に稼ぐことができるとも言い換えられます。
これらの考えに基づき、夫婦の手取り収入、労働時間、自由時間から、夫婦の真の時給を求めました。
真の時給の計算
数字は2015年1月~12月の1年間の実績値です。
真の時給 =
(シデ手取り収入 + セルリアン手取り収入)/
(シデ労働時間 + セルリアン労働時間 + シデ自由時間 + セルリアン自由時間)
=(5316422 + 2047593)/ (2452 + 1508.25 + 470 + 392 + 1625 + 1690)
=905 円/h
アルバイトの時給にも劣るかもしれません。
しかしこれにより、自由時間の重要性がはっきりします。
自由時間はとにかく時給905円。
テレビを見ているだけでも、昼寝しているだけでも、ゲームしているだけでも、カフェでだべってだらだらしているだけでも時給905円です。
当たり前ですが、例えばこの時間に何か稼げる行動を取ったとすると、仕事による手取り収入に加え、収入が発生します。
つまりそれは真の自給を増加させることにつながります。
そう考えると自由時間はめちゃんこ大事に思えてきます。
ダラダラするのがもったいない、昼寝なんてとんでもない、とか考える一方で、自由時間サイコー、寝てても金稼げるわ、という優越感に浸るなど、考え方によって余暇の過ごし方も変わってきます。
次に、消費とのバランスを考えてみます。
例えばあるものに対し金を使ったとすると、労働時間および自由時間の○○時間分という見方ができ、自分にとってその価値があるかどうか判断する目安を持つことができます。
具体的な例として、外食(1時間で終了)を考えてみます。
外食の値段が真の時給以上だったとすると、次のメリット、デメリットが挙げられます。
メリット
食事の買い物、準備、片付けに費やす時間(家事に相当)が削減でき、自由時間が増える。
デメリット
自由時間は増えるものの真の時給以上の出費であり、その1時間における収支はマイナスとなる。
このように考えると、外食の価値が理解できます。
しかしながら、真の時給未満に外食費を抑えたとしても、
得られた自由時間で真の時給を大幅に引き上げるほど稼ぐのは難しいことです。
真の時給は、全ての労働時間、自由時間で平準化されているため、ちょっとやそっと稼ぎが増えたからといって変わらないからです。
でも、そうは言っても何もしないよりはましでしょう。
そしてその積み重ねこそが自分の ”真の時給” を高めると信じて、何ができるか考え続けたいです。
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