生活スタイルが多様化する中で、冷凍食品のストックや作り置きを長期保存するために活躍しているのは冷凍庫ですよね。
今ある冷蔵庫に付属する冷凍庫では、容量が足りないと感じている方も多いと思います。
そんな冷凍庫難民が注目しているのが冷蔵庫の他にもう一台の冷凍庫を備える、いわゆるセカンド冷凍庫です。
セカンド冷凍庫を導入する際、多岐にわたる選択肢がある中で、どの機種を選べば家計にも環境にも優しく、かつ生活を豊かにしてくれるのでしょうか?
今回は夫シデによる緻密な比較を通じて、セカンド冷凍庫選びのポイントをご紹介します。
まずは、必要な容量の見極めから。
どれだけのスペースがあれば、あなたのライフスタイルに合った使い方が可能になるか、事例を交えて解説します。
次に、冷凍庫本体のコストに注目。
初期投資はもちろん重要ですが、長期にわたって使用することを考えると、見逃せないのが年間の電気代です。
ここで、効率的な消費電力の選択肢を見つけ出しましょう。
最終的に、コスパ最強と言えるセカンド冷凍庫を見つけるため、「(本体コスト+10年間の電気代)/容量」の計算式で各機種を比較します。
データに基づき、納得のいくセカンド冷凍庫選びをサポートする情報をお届けします。
続きを読む前に、ぜひあなたの家庭に最適なセカンド冷凍庫のイメージを描いてみてください。

以前、今の冷蔵庫が壊れるまでは耐え忍ぶぞ、壊れたときには冷凍庫の容量が大きい冷蔵庫を買うぞ、と決意していたのですが、そうもいかなくなりましたw
業務スーパーのお得な冷凍食材とか、作り置きを冷凍するスペースが慢性的に不足していて困り果てていたのです。
もう我慢できません!
冷蔵庫の買い替えタイミングについて考察した記事は冷蔵庫は壊れてから買うべし!年間電気代からコスパと買い時を考えたをご覧ください。
「シデとセルリアンの節約blog」では、シデとセルリアンの夫婦でブログを書いており、普段は節約、家計管理、投資に取り組む様子を紹介しています。
特に家計簿に自信あり!
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セカンド冷凍庫導入の経緯

冒頭でも少し説明しましたが、冷凍庫の容量が圧倒的に不足しています。
毎週のように買い物に行く業務スーパーで冷凍食材を買い込むのですが、家の冷凍庫に保存しようと思うとスペースは常にギリギリな状態でした。
冷凍食材以外にも冷凍ご飯のタッパーもありますし、常時、冷凍庫に保存しているものとしては
- 急な発熱に備えて氷枕
- お弁当保冷用の小さな保冷剤
- まとめ買いしたパン作り用の酵母
- めったに使わないが、いつでもすぐに使えるようにアイスクリームメーカーを予冷
など、スペースはいくらあっても足りていません。
苦肉の策として、自動製氷室の氷を押しのけて食材を押し込む始末です。
そんな悲惨な状況を見た妻セルリアンから

冷凍庫を追加で買ってもいいんじゃない?
という今世紀最大に有意義ともいえる提案があり、その実現可能性の検討を加速することとなりました。
セカンド冷凍庫の必要な仕様

必要な容量はなるべく大容量
現在使用している冷蔵庫に付属する冷凍庫容量は60Lです。
60Lで足りないのは間違いないのですが、どれだけあれば十分かと言われるとよく分かりません。
多分、容量が増えれば増えただけ冷凍食材を押し込むことになるでしょうw
なんとなくではありますが、現状の60L以上は少なくともほしいところです。
冷蔵庫は容量がデカいほど省エネになると認識しているため、冷凍庫もなるべく大きい容量のものがよいだろうという仮説が立てられます。
果たしてどうなるでしょうか。
まずはセカンド冷凍庫の容量の選択肢の相場、常識値を把握して、そこからコスパの良いものを選ぶことにしました。
できれば自動霜取り機能もほしい
冷凍庫といえば、使用する時間が長くなると内部に霜がついて保存スペースが狭くなってしまった経験があります。
霜の堆積を避けるためには、自動霜取り機能がほしいところです。
でもコストがかかるようであれば、なくてもいいかなと妥協できる機能でもあります。
セカンド冷凍庫の仕様、価格比較

価格.comを活用して、冷凍庫を検索し、以下のポイントに絞って比較表を作成しました。
- 冷凍庫の容量(60L以上)
- 本体価格(7万円未満。あんまり高いと冷蔵庫をもう一台買った方が良くなっちゃうので)
- 年間電気代
- 10年間電気代
- 10年間コスト(本体価格+10年間電気代)
- 容量単価(10年間コスト/容量)
10年間電気代の10年間は、冷蔵庫の寿命が一般的に10年程度といわれていることから冷凍庫にも拡張して採用しました。
あと、自動霜取り機能付きのものはプラス1.5万円位になって割高なイメージだったので、検討対象外としました。
さよなら、自動霜取り。
こんにちは、手動霜取り地獄。
結果は以下の表のとおりです。
型番 | 容量 | 値段 | 年間電気代 | 10年間電気代 | 10年間コスト | 容量単価 |
L | 円 | 円 | 円 | 円 | 円/L | |
HF-A61W | 61 | 23,800 | 3,528 | 35,280 | 59,080 | 969 |
IUSD-6B | 60 | 19,960 | 3,168 | 31,680 | 51,640 | 861 |
JF-NU60A | 60 | 19,078 | 3,504 | 35,040 | 54,118 | 902 |
MA-80S | 80 | 28,269 | 4,590 | 45,900 | 74,169 | 927 |
JF-NU102D | 102 | 23,409 | 5,211 | 52,110 | 75,519 | 740 |
MA-6144A | 144 | 45,350 | 5,508 | 55,080 | 100,430 | 697 |
AQF-SF11N | 105 | 34,326 | 8,640 | 86,400 | 120,726 | 1,150 |
MF-U12H | 121 | 36,848 | 10,800 | 108,000 | 144,848 | 1,197 |
JF-NU102D | 102 | 35,303 | 5,211 | 52,110 | 87,413 | 857 |
MA-6114A | 114 | 42,800 | 4,941 | 49,410 | 92,210 | 809 |
HF-E916 | 161 | 49,800 | 6,939 | 69,390 | 119,190 | 740 |
JF-NUF226B | 226 | 69,534 | 8,694 | 86,940 | 156,474 | 692 |
JF-NUF138D | 138 | 32,895 | 7,992 | 79,920 | 112,815 | 818 |
IUSN-12A | 119 | 39,980 | 7,155 | 71,550 | 111,530 | 937 |
アマゾンで扱っているものはリンクを張り付けていますので、参考にご覧いただけます。
値段は調査時のものですので、変更されている可能性があります。
冷凍庫のコスパを数字でチェック!

上の表の数字の羅列だとよく分かりませんので、以下の項目でグラフにしました。
- 容量 対 10年間コスト(本体価格+10年間電気代)
- 容量 対 容量単価(10年間コスト/容量)

まず青のプロットで示された容量と10年間コストの関係を見てみましょう。
容量が大きいほどに、10年間コストが高くなる右肩上がりの傾向が見えてきました。
冷蔵庫はコストが下がっていくのですが、それとは逆なんですね。
例えば容量100L付近で縦に並ぶ複数の機種に注目すると、青いプロットがグラフの下にある機種ほど10年間にかかるコストが低いことが分かります。
10年間コストは本体価格と10年間電気代の合計ですので、本体価格が高くても10年間で毎日のようにかかる電気代が安ければトータルでは安く使用できる機種もあることがわかります。
ランニングコストが低いとも言いますね。
もうひとつの、赤のプロットで示された容量と容量単価の関係を見てみます。
10年間の冷凍庫利用に要するコストが1Lあたりどれくらいかを示しています。
容量が大きいほどに1Lあたりのコストが低くなる右肩下がりの傾向が見えます。
こちらは赤いプロットが下にあればあるほどコスパが良いと判断できます。
この青と赤のプロットをにらみながら、ほしい容量の冷凍庫を選ぶのが良いと考えられます。
容量102LのJF-NU102Dを買いました!

上のグラフと表をにらみながら、最終的には以下のポイントを考慮してJF-NU102Dを購入しました。
- 容量は100L以上ほしい。
- もちろん容量単価が低いコスパの良い機種がいいが、一番コスパが良い機種は226Lとちょっと大きすぎる。
- 最初に支払う本体価格も抑え目にしたい。4万円超えるとちょっと高いと感じてしまう。
- 置く場所を考慮すると、それほどスペースに余裕はない。冷凍庫自体も上部の平面を仮置きスペースとして活用することを考えたい。
- 現状の食器棚の隣に置いて、食器棚と同じくらいの高さとなるものにすると、仮置きスペースとして便利そう。
このように検討を進めるにつれて要求が具体的になってきて、最終的には
- 容量102L
- 本体価格23,409円
- 年間電気代5,211円とまあまあ安い。
- 10年間コスト75,519円とそこそこ安い。
- 容量単価は今回比較検討した中で3番目に安い740円/L。
- 置くスペースにちょうど収まりそうだし、高さもちょうどよい。
というJF-NU102Dを選ぶことになったのです。
いやー、これはいい買い物をしたなあ。
と思えるかどうかは、今後の活用状況次第です。
冷凍食材の備蓄や、作り置きの冷凍保存にますます励み、家事の超絶効率化を推し進めてまいります!
冷凍庫はミチミチに詰めまくった方が良いと聞いたこともありますので、取り急ぎ業務スーパーで大量の冷凍食材を買ってきます!
あなたが買って良かった家電を教えてください!
メインの他にサブやセカンド家電として活用している便利なものってありますか?

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