この前、兄弟の保険相談に乗ったのですが、保険に加入する前にまずは貯金をすすめました。
保険相談の様子については金があるなら保険は不要派のシデが兄弟からの保険相談に全力回答した件をご覧ください。
その流れで投資についても少しだけ説明する機会がありましたので、その様子を紹介します。
保険加入阻止→貯金推奨→投資推奨のコンボを決めようとするシデ
保険相談の流れの中で以下のやり取りがありました。
シデ「保険に入るという選択をすることは、周りの保険に加入済みの大多数の人と同じになって、普通になった気がして安心するかもしれないが実際の損得は人による。
病気になるかもしれないし、ならないかもしれないし、それこそ運次第。
自分で考えるのが大事である。
よく分からないから普通でよいというのは、思考停止して、本当の損得を理解出来ておらずもったいない。
普通がいいとは限らないのさ。
だから保険にいきなり加入するのではなく、まずは貯金して欲しい。
更にはそれだけでなく少しずつでいいから投資もして欲しい。
ちなみに投資することは、かなり普通ではないがね(笑)
百円でも千円でも少しずつできるよ。」
兄弟「へー、ところで投資って何?」
シデ「(しめた!かかった!!)」
このような流れで、投資について以下のような説明を試みました。
インデックス投資信者が熱弁する投資概要
投資は主に以下に分類される。
①株
②不動産
③債券
④その他
①株
株は、会社の業績が上がることを期待して会社が発行する株を買い、会社に金を預けること。
株価が上がれば株を売却して、利益を得られる。
短期的に株価が上がれば大きく儲けられることもある。
②不動産
不動産は、アパート、マンションなどを所有し、賃貸経営する大家さんのイメージ。
家賃収入に対し、建物のローン、メンテナンス費、不動産屋に支払う広告費などが経費として発生し、差分で利益を得る。
短期的に儲けるのではなく、建物取得のためのローンを返済しながら長期的に利益を得る。
③債券
債券は、お金を調達するために利回りを設定して社債とか国債を発行するもの。
日本の国債も債券のひとつ。
国債を買って、その利息で利益を出すことが出来るが、利回りは年0.05%とかなり低い。
銀行に金利0.001%とかで預けておくよりはマシ。
④その他
ゴールド、原油などの資源の価値が上がることを期待して投資することも出来る。
パチンコ、FX、競馬、競輪とかは投資じゃないの?
よく見たり聞いたりするパチンコ、FX、競馬、競輪などは、投資ではなくギャンブルだ。
ギャンブルに勝った人は儲かるが、その賭場に集まった金の総額としては増えることはない。
すなわち、全体の金を100とすると、胴元が手数料で半分取って利益を得るとして、残りの半分を勝った人に分配するイメージ。
負けた人は損するだけ。
全体の金の価値としては増えていない。
一方、投資は全体の金の価値自体が100より増える可能性がある。
だから投資した人みんなが儲かるイメージ。
ただし、儲かるものを選ばないと当たり前だが損する。
前に送った本読んでみて。
株のなかでも複数の株に投資するインデックス投資を僕はやっている。
これまでに1.4倍くらいに増えたよ。
ただしすぐには増えない。
5、6年でだんだん増えた。
これからも増え続けると信じている。
投資の説明を聞いた兄弟の反応
その後、兄弟とのLINE連絡網は、例によって既読となって返信はありませんでした。
貯金だけで十分と思ったのか、投資の説明を聞いてもパチンコなどと同様にギャンブルの類であり、自分には関係ないと感じたのか、結論を聞くことは出来ていません。
いつものようにうざったいと思われているのかもしれません。
出来ることなら、長期的な視点を持って、貯金のその先に到達して欲しいと願っています。
ここで登場した本とは、水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」です。
この本の発売当時に、本の内容に大変感動した僕は、兄弟全員にこの本を送り付けていたのです。
ちなみに本の感想を聞いてみたところ、「漫画の部分は読んだよー」とのことで、それ以上の内容に踏み込んだ議論は出来ませんでした。
活字本を読む習慣がないのかもしれません。
無念
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