シデです。
つみたてNISAの対象商品は、受益者に信託報酬の概算値を通知することが求められています。
金融庁のホームページにつみたてNISA関係の情報があります。
嫁さんも参加した「つみたてNISAフェスティバル」については、以下の記事をご覧ください。
僕は来年度も継続して現行のNISAを使おうと思っているので、信託報酬の通知がなされません。
低信託報酬ファンド新登場とか、あのファンドの信託報酬が最安値更新と聞くといっつも気になってチェックしてしまいますが、実際に既に買ってしまったファンドについてはもうほったらかしです。
つみたてNISAが開始されるのをいい機会と捉え、毎月の資産状況チェックのときに、その月にどれくらい信託報酬がかかっているか計算して、自分でつみたてNISAの信託報酬通知っぽいことをしてみます。
信託報酬の計算
信託報酬は、モーニングスターのサイトで確認した税込み実質コストを参照しました。
MORNINGSTAR
毎月かかったコストを2017年9月時点のリスク資産の評価額から求めると下表のようになりました。
2017年9月時点のリスク資産詳細については、以下の記事をご覧ください。
月当たり1855円で運用してもらっていることになります。
リスク資産全体として算出される総合的な信託報酬は0.176 %/年となりました。
22263円 / 12644620円 x 100 = 0.176 %
0.2 %を切ってきたのは海外ETFがいい仕事をしているからですね。
もっと信託報酬は下がるのだろうか
次に、僕の目標アセットアロケーションの中で多くを占める先進国株と新興国株クラスについて、保持している商品と信託報酬が世界最安クラスとなる商品を比較し、ファンドの規模から信託報酬を下げる余地があるのか考えてみます。
以下の表で、信託報酬率とファンドの純資産額を基にいくらが手数料として取られているか比較しました。
日本のファンドの信託報酬率は高いと感じます。
比較したバンガードのETFの資産規模は桁違いに大きく、経費率が圧倒的に低くても日本のファンドよりも手数料を得ていることになります。
日本のファンドが真似っこして信託報酬を下げると、手数料として微々たるものしか得られないようです。
これまで似たような商品を乱立しすぎて、金がまとまらずばらけさせた「つけ」が回ってきたという感じでしょうか。
むぅぅ、そうは言ってもこれからも日本のファンドには信託報酬低減を続けて欲しいと思います。
日本のファンドの信託報酬が下がってきて、純資産額が増加しつつあると言っても、まだまだバンガードの規模には届きません。
もういっそのこと、日本のファンドみんなで手を取り合って類似ファンドを合併し、世界中から買われるようなバンガードよりも規模の大きいファンドを作って欲しいものです。
バンガードから客を奪えるようなすんごいファンドが出来た時には
「日本の手数料はァァァァァァァアアア世界一ィィィイイイイ(安い)」
と、どこかのサイボーグ軍人に言って貰えるかもしれません。
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信託報酬が安いのを選ぶのも大事ですが、まずは家計を把握しましょう。
家計簿必須!
どの資産クラスにどのくらい投資するのか、アセットアロケーションも大事です。
信託報酬もいいけど、自分の報酬って把握されてますか?自分で稼ぐだけだと限界がありますので、投資(お金にも働いてもらうこと)も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
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