海外ETFのVEA(米国除く先進国株)とVTI(米国株のみ)を組み合わせて米国株含む先進国株ETFを作ろう

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資産運用の成績を示すグラフです。 投資の考え方
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インデックスファンドとETFの積立投資で資産形成を目指しています。
積立投資の投資対象として、海外ETFを一部採用しています。

その中で先進国株インデックスを担うのが以下の海外ETFです。
・VEA(バンガード FTSE先進国市場(除く米国) ETF)
・VTI(バンガード トータルストックマーケットETF)

VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)という全世界の株を網羅するすんごいETFもありますが、僕はVEAとVTIで先進国株、その他、VWOで新興国株をカバーすることにしています。

先進国株の割合を確認

現在の先進国と言えば、アメリカ、ヨーロッパ、あとギリギリで日本・・・・、よく分かりませんが、色々あるようです。
先進国株に占める各国の割合を確かめる一つの方法として、現在買っている海外ETFの情報をチェックすることが挙げられます。
久しぶりに確認だ!

VEAの中の各国の割合

海外ETFを運用するバンガード社のHPからVEAの情報を見ることが出来ます。
https://www.vanguardjapan.co.jp/retail/investment-products/funds/detailview/etf/0936/equity/portfolio/us

ポートフォリオのデータから2020/06/30 現在の市場別構成比率を表にすると下表のようになります。

米国除く先進国株ETFであるVEAの市場別構成比率の表です。

VEAは米国を除く先進国株で構成されているそうですが、日本が一番比率が高い!
株価低迷でもっと下かと思ったら、まだまだ上位なんですね。

VTの中の各国の割合

同様にVTの情報も見ることが出来ます。
https://www.vanguardjapan.co.jp/retail/investment-products/funds/detailview/etf/3141/equity/portfolio/us

ポートフォリオのデータから2020/06/30 現在の市場別構成比率を表にすると下表のようになります。

全世界株ETFであるVTの市場別構成比率の表です。

全世界の株に占める米国の割合は56.6%!
半分以上はアメリカってことですね。
その中で日本は7.5%
なるほどー、これはアメリカと仲良くしておくといいことがあるかもしれません。

次に全世界株ではなく、先進国株だけに絞るとどうなるか確認しました。
新興国、中東、その他に相当する緑色の部分を差し引いて割合を計算すると、下表のようになりました。

全世界株ETFであるVTにおいて、先進国株のみの市場別構成比率を求めた表です。

米国は63.4%!
びゃー!!
先進国株の2/3はアメリカなんですね。

VEAとVTIの組み合わせで先進国株の割合をVTみたいに整えよう

よし!
米国を除く先進国株ETFであるVEAに、VTで決められている先進国株の割合になるように米国株100%のVTIを組み合わせてみます。

現在僕たち夫婦が持っている先進国株の海外ETFは

VEA:560株
VTI:150株

これを基準として、あとどれくらいVEA、またはVTIを売買すればいいのか計算だ!!

VEAとVTIの組み合わせで市場別構成比率を求めた表です。

現状は米国の割合が52.4%であり、目標の63.4%に大きく不足しています。
これを解消するには、以下の選択肢が考えられます。
①VTIをもっと買って、米国株割合を高める
②VEAを売って、米国株以外の割合を低くして相対的に米国株割合を高める

ムムム・・・・
①の場合はVTIを90株追加購入か・・・。
だいたい150万円かかる

VEAとVTIの組み合わせで市場別構成比率を求めた表です。VTIを増やすことで米国比率が上がります。

②の場合はVEAを200株売却か・・・。
あんなに手数料かけたくないって言って、一生懸命NISA枠で買ったVEAを売る?
え?マジで?

VEAとVTIの組み合わせで市場別構成比率を求めた表です。VEAを減らすことで米国比率が上がります。

VTIを買うか、VEAを売るか

VEAを売ることで一時的に先進国株の国の割合を整えることは出来ますが、結局またVEAを買い直すことが考えられます。
その都度、売買手数料を取られることを考えると、吐き気を催すだけでは済まず、それ超えるとてもドス黒い感情が沸々と湧いてきます。
例えるなら、スーパーでマイエコバッグを忘れてしまい、ビニール袋をわざわざ買うか逡巡した挙げ句、結局買わずに無理やりズボンのポケットに入れたり、明らかに不自然な様子で赤子を抱っこするかのように手持ちで荷物を抱きかかえフーフーと息を荒くしながら帰宅し、腕が荷重でパンパンになったり、冷凍食品の結露で袖がビショビショになったりして後悔する状態に似ています。
想像しただけでゾッとしますよね。

これを避けるためには、VTIを買い増すしかありません。
おっと、そういえばSBI証券では一部の海外ETFは売買手数料無料となるそうです。

SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA
投資するならSBI証券。株、FX、投資信託、米国株式、債券、金、CFD、先物・オプション、ロボアド、確定拠出年金(iDe...
SBI証券の海外ETFの売買手数料無料を示すページのキャプチャです。

なんと!
対象の海外ETFにはVTIが含まれています!
これはVTIを好きなだけ買えということでしょう。
っていうか、S&P500連動型とか高配当米国株系のが多いです。
SBI証券はアメリカの期待を背負っているかのようです。
手数料なんか気にしなくていいから、アメリカに金を突っ込ませろ!という誰かのセリフが聞こえるかも・・・

VEAとVTIで先進国株を網羅しよう

今後はVTIを重点的に買い増して、先進国株の国の割合を整えることにします。
これまでは何も考えていなかったのかというと、初めて買う時にも同様の計算をして各ETFの割合を決めていたのですが、途中で面倒になって気の赴くままにVEAばっかり買っていました。
っていうかVTIの成長が著しくて、結果的にVTIを買わなくてもいい感じにアメリカ割合が整った状態が続いたのが原因かも。
たまにチェックして、国の割合を調整しようと初心を思い出しました。

え?
そんな面倒なことしないでVT買ってればいいって?
いやいや、VT単独よりも、VEA+VTIの方が経費率(手数料)が抑えられるじゃないですか。
以下のイメージです。年率です。
VT:0.08%
VEA:0.05%
VTI:0.03%

ほとんど差がないので、もう趣味の世界かもしれません。
基本的に買ったら売らないので、買う部分に何かいじる要素を入れたかったというのが真の理由というのは秘密です。

これからも積立頑張るぞい!

最後に、この方法の出典は、以下の最強の投資本【ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド】からです。
必読!

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