「限りある時間の使い方」の書評!4000週間の人生を効率化だけで終わらせないための心構えが学べる

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書評
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コスパ、タイパ、生産性向上、効率化が好きな皆さん、こんにちは!

issoさんが紹介されていて、興味をひかれたのを思い出して「限りある時間の使い方」を読んでみました。

生産性の概念とは逆の思想を学べて、読んで良かったと思える本でした。

以下に興味をひかれた点をまとめます。

「シデとセルリアンの節約blog」では、夫婦でブログを書いており、普段は節約家計管理投資に取り組む様子を紹介しています。

特に家計簿に自信あり!

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この記事の著者
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就職してから18年以上にわたりずっと家計簿をつけています。好きなことはゲーム、家計管理、節約、インデックス投資、アクアリウム、バスケ。日々、楽しく生きるために考え中。セルリアンが妻です。
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時間を効率的に使おう、効果を最大化しようとしたときの罠

時間がもったいないとか楽をするために、効率的に物事を進められる時短グッズを使う場面が多くありますよね。

この本では、時短グッズや時短テクニックにより失われるものがあると説いています。

例えば、自分でコーヒーを淹れる工程には

  • 生豆から好きな具合に焙煎したり
  • 焙煎後の豆の仕上がりに一喜一憂したり
  • 豆を挽くときの香りを楽しんだり
  • お湯が沸くときの蒸気のシュンシュンという音を静かに聞いたり
  • 豆にお湯を落としたときのフツフツと豆が膨らむ様子を眺めたり
  • ポトポトと抽出液がしたたる音と共に芳醇な香りを楽しんだり

といった素晴らしい体験が含まれています。

コーヒーが好きな人が時短を図った結果、これらの体験を失い、コーヒーショップでいきなりカップに入ったコーヒーを受け取るだけになり非常に味気ないという具合です。

また時間には限りがあるからとやりたいことをたくさん洗い出すのに時間を使ったり、いざやりたいことが決まったら不具合が出ないように内容の検討に時間を費やしたりすることってありますよね。

検討に検討を重ねることで、損しないように、がっかりしないように、と理想を追い求める訳です。

完璧主義の人がこれに当てはまります。

その結果、やりたいこと自体に割ける時間が減ってしまい人生全体の期間でこなせるやりたいことが少なくなったり、その内容も検討の範囲内におさまってしまい意外性がなくなってつまらなくなったりと、効率化による罠が待ち構えているとあります。

確かに一理あります。

時短ばかりを優先するのも良くないですし、本来の目的である享受したい効果もほどほどに得られるのであれば、検討ばかりするのも時間がもったいないと感じます。

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幻想に気づき、理想を叶えるために時間を使い過ぎない

将来像を思い描き、それに向かって進んでいくことが理想とされることがあります。

しかしながら、将来は確定しておらず、次の瞬間には何かの事故で死んでいる可能性もあります。

そういう意味では将来は幻想という訳です。

また、将来どうなるか分からないのが怖いので、理想を追い求めて将来を考えての効率的な行動ばかりを取るのでは、今現在の事象に向き合うことから逃げているとも言えます。

夫のシデに当てはめてみると、老後資産計画が気になりシミュレーションは永遠に終わりませんw

でも、今を楽しむことも重視してレジャー費を結構、計上しているのでOKかなという具合でしょうか。

老後の暴落対策に低リスク資産運用は適切か確認!資産割合が保守的すぎたり変更時期が早すぎると破綻確率が上がる

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退屈と不安に耐えること

忙しい状況になると、それに対応することで精一杯となり心の余裕がなくなります。

言い換えると、今生きていることを感じる間もない思考停止の状態です。

これが休みや暇な状況になると、やれ暇つぶしだ、自分磨きだと言って無理やりやることを作って衝動的に行動してしまうことがあります。

また、何か不安なことがあると、それを解決しようと何でもかんでも検討してしまうことがあります。

不安がなくなるように考えまくる訳です。

退屈や不安に感じるのは、普段の仕事で高い生産性、効率化を強制されているからかもしれません。

地獄にいると、地上に戻っても地獄の習慣が抜けないのでしょうw

これではせっかくの暇な時間がもったいない。

退屈を感じつつも感情を研ぎ澄まし、通常では興味も持てないような些末なことに意識を集中してみると、意外と面白くてわざわざ他のどうでもいい新規のことをねじ込む必要もなくなります。

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生産性向上、効率化を重視しても幸せにならなかった経験から学ぶ

仕事の生産性や効率を高めるために読んだ本がいくつかあります。

これはこれで面白かったです。

仕事ができる人はこんなことを考えているんだ、できる範囲で真似してみよう、と学んだこともあり、なんとなく生産性が上がった瞬間もあった気がします。

でも、忙しいという状況から全然忙しくなくなったとか、余裕がたくさんできたというレベルにまで劇的に改善できたかというと、そんなことはなかったです。

さばける仕事の量が増えて、タスクリストに並ぶタスクが増えて、それと共にリストの更新頻度がどんどん上がって、長いリストが出来上がるだけでした。

やってもやっても、次から次へと仕事が無限に湧いてくるのですw

時間は限られているから、効率的に仕事を終わらせて早く家に帰れるようにしよう、っていうか残業とか一瞬でもしたくないし、残業しても36協定以上の時間になると残業調整とか自己研鑽とか意味不明な対応を強制させられてただ働きになって何にもいいことないし、と考えた結果の生産性を高める行動でしたが、それもむなしい結果となりました。

根本原因を考えると、その仕事に与えられている人員、時間に見合わない業務量を課せられていたことが思い当たります。

退職するきっかけともなった出来事です。

その時の上司は客先要求に全てこたえようとするスタイルで、過剰と思える客先要求をすべて検討対象として持ち帰ってくる人でした。

そして、既に限界突破している人員をさらに残業させて気合と根性で乗り切ろうとするのです。

いくらでも残業が平気で、それを数十年こなしても認知機能の衰えもなく元気なままであり、残業超過の状態が日常となってしまった人ならざる者が存在するという伝説は聞いたことがありましたが、あの上司がそれだったのでしょう。

メールの受信通知が届くたびに、僕に内容確認と対応を迫るのも大変ストレスを感じる出来事でした。

「お、なんかまた来たよwどうしようかw」

と嬉しそうに話すあの笑顔が忘れられません。

こちとら受信通知はオフにして、3時間に1回だけメールを見るように心掛けていたのですから、その意識の差分、違いを埋めることは困難です。

ちょっと付き合いきれませんでした。

その他、印象的だったのは打合せの場で客先が「ハレーションがあると後で大変ですからね!」と言いながら気軽に検討項目を増やしていたことです。

【知ってました?】「ハレーション」って英語でそのまま通じる?

言い換えるならば「よく分からないけど俺がなんか不安を感じるから俺が不安を感じなくなるまで検討して俺を安心させろ」ということになります。

納期やマンパワーの制約を改めないのに言っていい言葉ではないでしょう。

客先の発言自体が夫シデにとっての「ハレーション」でした。

あんなにハレーション、ハレーション言う人間に会ったのはあのときだけだったなあw

気持ち悪い人だったなあ。

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総評

生産性向上と効率化こそ至高と信仰している人こそ、ぜひ読んでみてほしい本です。

生産性を高めた先にあるのは天国かと思っていたら地獄にドップリはまってしまうこともあります。

この地獄は、資本主義をドライビングフォースとして、時給で労働を際限なく行わせるというものです。

奴隷との違いはお賃金が出ることで、死んだり病気になったときは自己責任とされることもあり、非常に不利ですw

会社は仕事をさばける人間(さばくことができる能力があって、それを隠すことなく分かりやすく発揮している人間かなw)に仕事を集中させることがあります。

仕事ができる人はすごいという価値観が蔓延している環境で、資本主義がかかげる理想に乗っかってしまうと、ぶっ壊れるまでがっちりと歯車に組み込まれて逃げられなくなります。

ぶっ壊れることを望んで仕事をしている人は少ないでしょう。

たった4000週間(だいたい80年間)しかない人生を、ぶっ壊れるかもしれない行動で埋め尽くすのはやめましょう。

なんか途中から本の総評じゃなくなった気もするけど、読んでみて思ったことでしたまる

奇しくもブラック企業で働いていたことを振り返ってしもうたwww

あなたは限りある時間をどのように過ごす予定ですか?

真に価値のある時間の使い方を熟考したことがありますか?

コメント欄やSNS引用でぜひ教えてください。

その他の書評も読んでやってください!

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